新歓阿蘇合宿報告
期間:5/4,5
目的:新入生歓迎
参加者:安倍健太郎(九大4)、松尾慶孝、上村達也(久留米大2)、小川朝成(九大2)、 
      有川正人、大山千聡、郡山健、船越陽、三苫啓太(九大1)、小島(久大1)

行動記録(時計を忘れたため時間は正確ではない):
5/3 福岡→阿蘇 
午前中、社会人の冨永さんに来ていただき野北で懸垂下降・プルージックの練習をする。
19:00部室に集合して阿蘇まで深夜のドライブ。

5/4  ノーマルB〜鷲〜北尾根〜高岳〜仙酔尾根
5:00起床5:55発→6:35関門6:55→9:30鷲ヶ峰→12:45天狗の舞台→14:10仙酔峡
上村先頭で出発する。関門でコンテを組む。オーダーは、上村‐小島、安倍‐三苫‐大山、
小川‐船越‐有川、松尾‐郡山。α塔のコルから西稜の肩まで1Pfixを張る。上の支点が
グラグラしていた。そこから鷲まではコンテと一箇所スタカット。鷲では1年生はお疲れの
様子。問題の2キレへの懸垂はやはり人数が多いだけに時間がかかる。今回は上と下
に上級生を置いて、懸垂のセットをチェックし失敗したら下が引っ張るという形にし、
ザイルで確保はしなかった。2キレの登り返しはfixを張ってプルージック。そこからコンテと
スタカットを繰り返し東峰着。あとはバカ尾根をひたすら下る。久留米大1年の小島は
靴ずれで苦しそう。BC帰着後、久留米大OBの方の差し入れもあり、大人数での久しぶり
のにぎやかな夕食となる。

5/5  根子岳縦走
4:00起床5:00=(車)=5:20登山口5:35→13:35西峰→14:25登山口
テントをたたんでぎゅうぎゅう詰めの車で根子岳登山口へ。トラバースでは一年生は怖がって
いた。ロープを使ったのは、トラバース、懸垂下降×2、ゴジラの背、ちょっとした岩登り、
土壁、一年生の要望でもう一箇所切れた所、の7箇所。西峰からの下り始めは去年と同じ間違い
を犯し少し迷う。途中から草原の尾根に入り駆け下りて登山口に下山。アゼリア21でのんびりして、
渋滞に巻き込まれつつその日のうちに帰福。
 
 
 

感想
今回は久留米大学との初の合同での合宿ということもあり,戸惑うことが多く,また不手際も目立った。
しかし、今までのような閉塞感を感じず楽しい合宿となったのは久留米大の皆さんのおかげだと思う。
これからもお互い協力してやっていければと思う。また、一年生がみんな自分なりに合宿に来て良かっ
たと思ってくれているようなので、今回の合宿の目的は果たしたと言える。

反省点
・バタバタで出発したため、装備がいいかげんであった。特に九大はカッパや非常食も
携行しなかった。今回は天気がいいという予報があり、ルートも知り尽くして十分安
全が確保できると思ったからだが、少しルーズ過ぎたと今では反省している。
・ 久留米大との事前連絡があまりスムーズにいかなかった。装備や遭難対策に時間を
割くことができなかった。(文責 安倍)
 

個人感想
安倍(4年)   
何度も行った事があるところなのに非常に緊張した。精神的に疲れたが、大人数で山に登るのも悪くないと少し思った。よく知らない人のいろいろな一面が見れて面白かった。

小川(2年)   
感想・・・初めて一年生を連れて合宿に行き、コンテの先頭をしたのだが、北尾根は大体安全に通過できたと思う。肩確保の時もザイルをかなり引っ張っていたので、横に落ちたりしなければ止められたと思う。根子岳でも上級生と素早くfixを張ったり、懸垂のセットをしたりできたと思う。一年生はちょっと驚いていたが二日間とも快晴でアゼリアも最高で合宿は成功だったと思う。
反省・・・・テントを建てて確認したにもかかわらずポールを間違えてしまった。去年と同じミスをしてしまった。一年生用テントマットを忘れた。

大山(1年)  
初日・・・途中まではたいして怖くなかった。しかし、途中からがけが急になって怖くなってきた。プルージックや懸垂下降は練習したこともあって大きな失敗はせずにできたと思う。途中本当にこんなところ登るのかよというところもあったが何とか無事生還できた。
二日目・・・途中までは普通の登山道であまり苦にならなかった。トラバースするところがかなり怖かった。横断禁止と書いてあるのに何で行くのか不思議だった。その後何箇所か岩登りがあって少し苦労したが、大きな失敗は無く無事生還できた。
今後の抱負・・・終わってみれば良い思い出になったと思う。まだ、経験・体力とも未熟なのでこれから少しずつ登山技術を磨いていきたいと思う。

郡山(1年)   
この歳(18)で、すでに「死」を意識しました。そのくせ今となっては、「また登りたい」という、怖いもの知らずになってしまいました。すでにマヒってます。(アベさんは完全にマヒってます。)フリークライミングはもっとスポーツ的らしいので、早くそっちの方をやってみたいです。あと、筋トレとかをたくさんしてマッチョになって、上裸、短パンでフリーをやるのが夢です。
 阿蘇では、「殺す気かボケー!!」と思いましたが、終わってみると本当に気持ちが良いでした。最近心がすさんでいたので良い刺激になったと思います。頂上につけば「恐怖」が程よい「快感」になっているのに気づきました。先頭を行く先輩は何の補助も無く自分で確保してすごいと思いました。僕もあんな風になる時が来るのでしょうか。でも、そんな時が来たとしても緊張感が失われることがあってはならないと思います。自分のおごりが即、死を招くと思うからです。ちょっとした気の緩みが取り返しのつかない大惨事を起こす可能性があります。(これは先輩方に言っているのではなく、自分に言い聞かせたいだけですので怒ったりしないでね(^o^))
 今後はせいぜい死なないように頑張りたいと思います。

船越(1年)    
本格的(?)な山登りは初めてなので、どれほどのものかと想像していたが、思っていた程登りは疲れは少なかった。疲労よりもむしろ恐怖のほうが大きかった。岩登りは足場を見ずに無理な登り方をしたので、腕に力が入りすぎて危険だった。下山してみれば楽しかった思い出しか残っていない。
今後の予定
・ 夏は沢登りと南ア縦走
・ 秋はもみじ狩り
・ 冬は雪山
・ その他は野北で岩登りの練習
三度の食事はもう少し豪華なものを食べたい。
抱負・・・登山の知識と経験を増やして山を楽しみたい。

三苫(1年)    
高校の時は帰宅部だったので体力が心配だったけど、呼吸もほとんど乱れることなく終わったので少し拍子抜けした。子供のころから高所恐怖症だったのに今ではだいぶ高いところにも慣れて、むしろ高いところが好きになったかもしれない。合宿に参加して本当に良かったと思います。
 これからの目標
・ 心肺機能の徹底的な強化
・ 肉体改造(具体的には仮面ライダーの腹筋程度)
・ 主に縦走や沢登りをやりたい。
・ 道に迷わない岳人になる。 inserted by FC2 system