2001年夏山縦走報告   
山域:南アルプス南部
期間:8月17日〜21日
参加者:小川朝成(3年)

○ 行動記録
8月17日
新田バス停8:35-9:45山伏登山口9:55-11:45ヨモギ峠-13:50山伏小屋T・S

初日、水場で水6リットルを汲んだあたりからバテだしコースタイムをオーバーしたので計画を変更し山伏小屋に泊まることにした。

8月18日
T・S5:10-9:25小河内山-12:30水無峠山12:50-13:25三ノ沢山-16:05青枯山手前T・S

8月19日
T・S6:30-7:15青枯山-10:20青笹山10:40-12:05イタドリ山-17:10青薙山T・S

初日の疲れのせいで寝坊をしてしまった。コースはここから笹薮などでわかりにくくなり重荷でルートファインディングという
重労働?でコースタイムをまたもやオーバーしてしまう。また、お盆過ぎということもあってか、
この日から全く人気か無くなってしまい精神的にも恐怖心などが出てきてまいりはじめる。さらに水不足気味。

8月20日
T・S5:40-7:35所ノ沢越8:10-10:00布引山10:10-11:35笊ガ岳-15:50生木割16:00T・S

初日以来の水場(所ノ沢越)につき、たっぷりと補充。メインの笊ガ岳はガスって何も見えず、ふて腐れて通過。
この日もコースタイムオーバー。さらに箱から出していたレトルトカレーのパックが破け食料がカレーまみれになる。

8月21日
T・S5:10-10:25転付峠10:40-11:40二軒小屋ロッジ13:00-19:40畑薙第一ダムバス停

予定では3日目に二軒小屋ロッヂに着く予定が5日もかかってしまった。すでに予備日を2日使い、
さらに寂しさと体力の無さからこの日林道を下って下山する。

○ 縦走反省
今回初めての単独行だったのだが、あまりにもなめてかかりすぎた。コッヘルが小さすぎ米をろくに炊けなかったり、
途中でレトルトパックが破れたりした。また重荷で疲れている中での笹薮漕ぎやルートファインディングは大変きつく
常にコースタイムをオーバーしてしまった。精神的にも、初日以外全く人気がなく完全にまいってしまい
途中下山という無念な結果になってしまった。
次回の山行でこのようなことを繰り返さないために、個人装備の事前準備を徹底し、
さらに日ごろのトレーニングを怠けず行なわないといけないと痛感した。
しかし、単独行のすばらしさも味わうことができ(夜中にいろいろ考え事をできる点等)、
下山後またやってみたいと思い出してきたので、まずは九州の山から、単独で登りたいと思う。

夏山個人反省
○ 体力強化(ランニング、足を重点とした筋トレ、歩荷、タバコを減らす)
○ 靴擦れの対処(靴下厚め、事前に慣らす)
○ 山行前の準備の充実(下界で飯炊きやテント設営、今回はコッヘルが小さすぎた)
○ 衣類をより乾燥するものに(ジャージ類→ウィックロン等へ)
○ 晩飯のバリエーションを増やす(山渓の「山で食べる」等を参照)
○ 入山日の行動は体調管理も考えて短めに
○ 行動計画は体力に合ったものを、無理をしすぎない
○ スタッフバッグ(10リットル)を数枚購入(食料、衣類等分ける)
○ レトルトのカレー等は箱無しで持っていくと、もろく破れる恐れがある
○ 着替えの防水は徹底的に(ビニール袋の予備は多めに)
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