場所:九重
日時:2012年5月3日〜5日
参加者:宮本、中山、青木、福森、竹下
5月3日(木) 中山
850長者原登山口
920~925 950~955 1030~35 休憩
1110坊がつるキャンプ場
1130坊がつる出発
1200~1205 1225~1230 1248~1256 休憩
1300北大船山山頂
1305北大船山出発
1320大船山山頂着
1325大船山出発
1400~1405 休憩
1446坊がつる
朝6:10に天神バスセンターに集合し、高速バスとタクシーで長者原登山口へ。新一年生の福森はバスセンターには上級生よりも先に到着していました。
登山口では曇り。霧がかかっていて周りの景色はよく見えません。私が一年の時の新歓合宿と同じ状況です。とほほ。
あまり急な勾配もなく、福森も難なく登って行きました。地図で現在地やそこから見える山を確認したりも。途中雨も降りだし、雲行きが怪しい感じに。。
坊がつるにつくと一年生にテントの張り方を指導しつつ、テントを張り終え、食材などをデポ。大船山までのピストン。
大船山山頂までの道は単調の一言に尽きました。角を何回曲がっても同じような風景が広がっていて、進んでいるのかと思わせるような道のりを進んでいきます。
途中雨も降りだし、雲行きが怪しい感じに。。何とか山頂に着くももちろん曇りで景色が見えません。まぁ、去年は雷だったので、それよりはマシだったのでしょうか。
坊がつるまで下りてくると、さっそく夕飯の支度です。本日は一品鍋を復活させました。皆がそれぞれ具材を持ち寄りました。
分け合って量は減りましたが、おいしくいただき次の日の晴天を祈って寝ました。
(係りの反省)
医療係と気象係です。医療箱は今回は宮本先輩のやけどでのみ使用しました。火傷という事態を考慮していなかったので軟膏などなく、プラティパスで幹部を冷やした後、ガーゼで巻いて靴下との擦れを緩和する処置をしました。確かに、クライミングの最中でもザイルワークでの火傷は考えられるので、軟膏を入れておくべきなのかもしれません。
気象の面での反省は特にありません。
(個人の反省)
新歓合宿であるが、読図を一年生に指導してやることができなかった。まだ自分の読図スキルがないためであるから、これからは今まで以上に意識していかねばならない。また、今回二年生がパーティーの先頭を歩くことがあったのだが、私の時は木に貼られたテープやペンキの後に気づかずコースから離れたところを歩いてしまった。
今の二年生は夏合宿から現役最高学年になるので、登山道を見極める技術も身につけていきたい。
5月4日(金) 宮本
6:00起床
7:15出発
9:05久住分かれ→星生山
10:30久住分かれ
11:30池ノ小屋
11:56中岳山頂
12:36久住分かれ
13:30坊ガツル
起床して出発迄は、一年生もさほど時間を取らずに準備が整ったので安心。法華院を通って久住分かれを目指す。北千里浜までの少々急な登りを越えた所にあるいつもの岩で記念写真。北千里浜は霧のせいで視界が開けず、黄色の印を頼りに進むしかなかった。ここで読図が上手くできず少し停滞した。その後また地道に登り、久住分かれにて休憩。そして久住山に向かう予定だったのが、自分の勘違いにより星生山を登ってしまう。途中で引き返したものの時間を食ってしまったので稲星山は登らず久住・中岳のみを目指すことに。久住分かれ以上の場所では風が非常に強く、斜面の急さよりも寒さや風の抵抗が厳しかった。久住山では登りをだらだらと引き伸ばされることなく頂上へたどり着いた。そこから中岳への道は少し滑りつつの下り。途中池ノ小屋で休憩し中岳へ。中岳もそうきつさはなかった。それから御池を通り久住分かれへと戻ったが、やはり霧で池の様子は見えなかった。しかし久住分かれを下る頃には北千里が晴れており、行きでは見えなかった眺望が見渡せた。よい天気の中来た道を下り、清々しい気分になって私と青木以外は温泉に入りに行った。
係反省
食料
まず一日目の夜、一品鍋だが、これは具の量に対してスープが少なすぎるようだった。次のカレーに具を入れるということになって解決はしたが、5人には最低2袋のスープが必要のようだ。二日目、三日目の朝は4人で500g、5合としたが多過ぎで、今回のメンバーは一人パスタ100g、米1合が丁度だと分かった。カレーに関しては特に問題なく作ることができた。エッセンについても問題はなかった。今回の食事で、量について研究しなければならないと感じた。
CL
今回の山行で、自分の概念把握が甘く、読図も練習の必要があると分かった。新入生に山中で教えなければいけないことも、考えていた以上に多くあると気づいた。反省点が目立つ合宿となったので、これからの活動に反映させていこうと思う。また、今回は荷物が少なく行動時間もそれなりだったので体力には余裕があったが、別の山行でもこの調子が保てるように体力を維持しておく必要があるとも感じた。
5月5日(土) 青木
行動記録 天気晴れ
6:56 坊ヶつる
天気は4日に引き続き快晴。この日は宮本主将ではなく、後輩で2年の青木と中山が先頭を歩くことになった。平治岳の上りは青木、下りは中山だ。平治岳への登山道は木々に覆われており、なかなか日が射すことが少ないようで、かなり登山道はぬかるんでおり、歩きにくい。そのため、「一人一石運動」としてぬかるんだ道には石を置くようにと願い書きがあった。
登山道はわかりやすく、ロープやテープで道が記されており、迷うことがなかった。
少し登るとひらけたところに出た。大戸越(うどんごし)だ。ここからは稜線だったため、日の光が直接あたり、かなり暑い。上りもかなりきつく、地面がぬめってるところによっては、滑り落ちそうなくらいだった。落石しないように慎重に歩を進めた。
途中、偽ピークがあり、だまされそうになったが、カップルに道を教えてもらい助かった。
8:26平治岳
晴れていたため、展望が良く中岳、三股山、稲星山などが一望できた。今回の合宿は天気が悪い日が多かったため景色は望めないとあきらめていたが、本当によかった。感動した。
8:45平治岳出発
帰りは中山を先頭にすすむ。下りは登りが急だっただけに、かなり急坂だった。滑り落ちないように登山道の脇に生えている草や木の枝をつかんで、下っていく。
大戸越からは緩やかになった。
9:50坊ガつる
テントやその他装備をザックにつめた。久しぶりに荷物を担ぐとやはり重い。
10:20坊ガつる発
長者原への長くダラダラとした道のりをひたすら歩いた。行楽日和だったので、人も多く、にぎやかだった。登山道も天気がよくなったためか、乾いて歩きやすくなっていた。天気がよいのは良いことなのだが、やはり暑い。
12:00長者原
中山と宮本主将は温泉へ。竹下先輩と青木と福森は食堂で飯をくった。私が頼んだのは鳥天定食。850円とお高いがうまい。おすすめ。
係反省(交通と装備)
テントを忘れたり、行きのタクシーの予約をとっていなかったりと不手際が多かった。1年生を率いていく立場となったので、このようなことはないようにしたい。
個人反省
何よりテントを忘れてしまったのが、今回の大きな失敗だろう。竹下先輩がいなかったら、私は人生初のビバークをすることになってしまっていただろう。今後はないようにしたい。
また、登山道を見失うことが結構多くあった。おそらく、竹下先輩がいなかったら、遭難していただろう。夏合宿は中山と私だけで縦走をすることになると思うので、読図を正確にできるように下界での準備を入念にし、山行に望みたいと思う。
引退した先輩に多く助けられた山行となってしまった。